【マ〜ブルちゃん】 【そらみちゃん】
1996年5月14日生まれ ♀ 2003年10月21日生まれ ♀
ワイア・フォックス・テリア ウェルシュ・テリア
【私が今までの経験を通して感じた事・思った事】
(以下、原文のまま掲載させて頂きました。)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
@動物病院が大きくなると・・・。
メリットとしては・・設備が充実し、獣医師の数も増え診療時間帯(24時間体制も有)も長くなる。
デメリットとしては・・事務的な診療(いつも同じ先生に診て頂く事は厳しい)に変わってしまう。
我が家がお世話になった動物病院は、院長+スタッフ2名のアットホームな診療を行っていた。
しかし、7〜8年の間に5院となり、獣医師の数も48名。
設備も高度専門医療の対応となったり、万全の体制での医療となった。
が、結果的には、アットホームな診療・良心的な医療費だったのが、事務的な診療・高額な診療費に変わってしまった。
設備費・人件費等、経営面から見ると致し方ないのだろう。
「この先生に何時も診て欲しい」と思っても、先生の担当時間に病気になるわけではないので無理。
など、考えてもいなかった方向に変わってしまった。
貴方は、どんな先生・病院での診療を希望しますか?
日頃、ここは妥協できても、ここだけは譲れない・・・と言う様な自分なりの基準を考えて下さい。
A手術に誤算(失敗)が有った時・・・。
我が家のムク(ポメ・♂)は靭帯の手術後に亡くなってしまった。
靭帯で・・? と思われる方も多いと思いますが、どんな手術にも私達人間が予想もしない出来事が有る事を忘れないで下さい。
そんな時の執刀医が自分のミスを認め謝罪しました。
愛犬が亡くなったのは悲しいですが、病院への憎しみは免れました。
どんな些細な事にも万全を期して、また、人間いつも素直でいて欲しいです。
B余命宣告・・・。
我が家のちゃちゃ (Mシュナウザー・♀) は今から3年前、10才を目前に腎性腎不全で亡くなりました。
闘病1ヶ月。
毎日、腹膜透析を朝から晩まで受けていました。
こちらが質問しても余命の話はしてもらえませんでした。
後にわかったのですが、私の落胆が心配で話せなかった様です。
治療してもしなくても痛みは無し、ただだるいだけの状態。
痛みが無いのに、何をしても助からない病気なのに、こんな延命治療をしたことに付いて今でも考えさせられ結論は出ません。
C処方食・・・。
「この病気(症状)の時はこれを」と獣医師の管理の下処方食を薦められるかと思います。
確かに、病気改善のためには一役かう食事ではあります。
が、意外に知られていない処方食からの副作用(違う病気への移行)。
ちゃちゃは「膀胱結石」が出来やすい体質でした。
日頃は、処方食を中心にしていましたが、その影響で腎臓に負担をかけていました。
処方食も種類が多すぎて獣医師もそこまで把握出来ないのでしょう。
その辺にも目を向ける事をおすすめします。
Dセカンドオピニオン・・・。
今までに3軒の動物病院にかかった事があります。
うち2件はHPなどでセカンドオピニオンの必要性をうたっています。
が、実際にセカンドオピニオンを積極的に勧めてくれたのはHPももっていない現在お世話になっている病院だけです。
獣医師にも、内科出身者・外科出身者がいます。
自分の不得手とする疾病に付いては、セカンドオピニオンをすすめて欲しいです。
そして、確定診断が出た時にどこで治療をするか決めれば良いのです。
我が家は3件目にしてやっと出会えました。
今は、大学病院と提携して治療して頂いています。
Eカルテの開示・・・。
皆さんは愛犬のカルテをご覧になった事はありますか?
我が家は病院を3回かわりました。
その理由は、1軒目は診療への取り組みが変わったから。
2軒目は「他の病院はこんな時どうするんだろう・・?」も疑問から。
現在、お世話になっている病院は、
疾病の説明 ・・・参考資料等を副材にしてわかりやすく説明します。
レントゲン ・・・他のレントゲン(正常犬にちかい)と比較して見せてくれます。
血液検査結果・・・結果一覧表を元に説明します。
カルテには検査日順にまとめられていて一目瞭然にわかるようになっています。
麻酔の記録 ・・・麻酔の導入から、覚めるまで、麻酔の量等が計測され、それが折れ線グラフになっています。
写真の活用 ・・・誤飲した物・手術で取った物等、写真で記録。
(例:チロルチョコを包みごと37個食べて、吐かせる処置を受けた時。
吐いた包み紙がいくつあるかを広げて写真で記録。)
全てを記録しているカルテを見たければ見せてもらえます。
これは、今までかかった病院ではなかった事です。
まとめとして・・・
日頃、健康診断や予防接種でお世話になっているくらいでは、診療に疑問を持つ事は無いと思います。
私が経験した事・感じた事もほんの一部です。
我が仔に、自分に合った病院を選ぶ事は病気にでもならない限り無理な事かもしれません。
また、病気にかかってしまった後では考える事すら出来ない状態になります。
3頭の我が仔を見送り、今11歳になる1頭は「クッシング症候群」、3歳になる1頭は甘ったれ、と生活を共にしています。
今までの経験を無駄にせず 「言葉のキャッチボールを通して、心のキャッチボールが出来る」
関係を作れる様動物病院と付き合って行きたいと思っています。