ブログ(
クッシング モモ )
(以下、原文のまま掲載させて頂きました。)
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【発症初期〜クッシング症候群と診断されるまでの経緯、現在の様子】 ※「モモちゃんの闘病記」にも同時掲載
3歳の誕生日直前、突然4本足で普通に立っていることができなくなり、毎年誕生日前後に受けていた健診時、肝臓病と膝蓋骨脱臼と診断されました。足のこと以外で気になる点はなく、突然のことに動揺しましたが、投薬を開始、数日後には手術そして2週間の入院。しかし退院後、ほとんど歩けなくなり、衰弱して下血が起こり現在の病院に駆け込みました。
歩行障害の原因究明のため、大学病院で脳のMRIも受けましたが、原因は不明、やはり肝臓も悪いとの診断で、ステロイドのよる足の治療もすすめられました。その後、皮膚のたるみや手術部位の脱毛などでホルモン異常を疑い検査したところクッシング症候群と判明。肝臓数値の上昇もクッシングによるものだとわかり投薬、処方食も中止。
症状にクッシングに典型的な多飲多尿も腹部膨満もなかったことから、確定診断に至るまで時間がかかりました。
現在はトリロスタンによるクッシングの治療と、免疫低下によって発症したニキビダニ(アカラス)の治療を受けています。
【後悔していること】
3歳直前のモモが、突然前足を下につけず、後ろ2本で立つようになった時、当然前足に何か異常が起きたのだと思いました。
獣医に「膝蓋骨脱臼で手術が必要」と診断されても、納得いかない気持ちもありました。
なのに、このままでは足が曲がると言われびっくりしてその場で手術を決断してしまいました。
高額な手術費用も2週間もの入院も、それが普通なのだろうと・・。
そこは生後2ヶ月からのかかりつけ医で他の病院はまったく知らず、膝蓋骨脱臼という病気も私は知りませんでした。もしセカンドオピニオンをとっていたら・・第一の後悔です。
術後の入院中、モモの状態はどんどん悪くなっていきました。
退院を申し出たこともあります、「足が腐る」「この子のために我慢したら」という獣医の言葉であきらめたのが第二の後悔。
あの時強引にでも連れて帰れば良かったと今でも思います。
退院後も状態は悪く、訴えても「足は治っている」というだけ、衰弱しほとんど歩けなくなっているのに、どこかでまだ獣医の言葉に希望を持っていた自分を悔いています。
この病院で退院後のトリミング時、モモは興奮し突然の下血、その時も獣医は「脱水はないから大丈夫」と。この時やっと事の重大さに気がついて、翌日別の病院に駆け込みました。
これが第三の後悔です。
結局、歩行異常は脱臼によるものではなく、クッシングによる筋力低下、筋肉の萎縮か、または別の原因なのかいまだに不明です。
その当時は他に異常がなく、クッシングという病気にかかっていると判明する前の出来事とはいえ、飼い主の無知と、努力不足で愛犬に必要の無い手術を受けさせてしまったことは、今でもつらい思い出です。